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闇に閉じこめられた空間に荒い息づかいが響きます。
部屋の片隅にぽつんと灯されたわずかな明かりの中に、ぼんやりと白い肢体が浮かび上がっています。
それは二つの黒い影に前と後ろからからみつかれ既に正体をなくしてしまった和志のようです。
薄桃色に上気した肌の上を四つの手が蠢くたびに甘い声があがります。
正体をなくした瞳が中空をさまよい、口元は涎と黒い影たちが放った精で濡れ、紅い舌が唇を舐め甘い吐息を吐き出しています。
背後からその躰を抱え込んで、体内に楔をうちこんでいる影が和志の耳元に何事か囁きかけています。
「…あぁ…イイですぅ…いィ…」
和志はこくこくと顔を上下させて答えようとしますが、唇からこぼれ出るのは快感を訴えるものばかりです。
普段の清楚なイメージとはかけ離れた表情を浮かべ黒い影から与えられる悦楽におぼれています。
「熱いよ。和志のなか」
背後の黒い影が和志の首筋やうなじに唇を這わせ耳朶を甘噛みして囁いています。
「聞こえてる? お前のなかに私が入る音が…」
「………は、はい、聞こえ…ますゥ…
あぁ…いやらしい…おとがぁ…んン…アァっ、恥ずかしい…」
羞恥でより一層頬を上気させながら、それでも問われるままに恥ずかしい言葉をくりだします。
その姿に満足したように黒い影はより一層結合を深めました。
「…あぁん…んン……うふぅ…気持ちイイで…すぅ…」
「私も、だよ…和志」
熱い息とともにバリトンが耳元をくすぐります。
もう一つの黒い影が和志の前に屈み込んで可愛らしく立ち上がったモノを咥内にくわえ込みディープスロートを繰り返しています。
いつもなら和志が達する前に突き放し和志が身もだえする姿を好むのに今夜は違うようです。
着実に和志を追い込んでいます。
和志の躰が終わりが近いと2度3度と大きく震えました。
はち切れんばかりに高まった和志のモノを思う様なぶっていた股間の影が、おもむろにモノを吐き出してぐっと、根本を掴み和志の高まりを封じ込めました。
「あっ!! やだぁっ!」
また、いつものように最後までイカせてくれないのかと、和志は黒い影を涙目で見つめます。
黒い影は先走りの滲み出た先端をぺろりと舐め、身もだえする和志に
「言うことが、あるだろ?」
和志は吐き出すことのできない苦痛に眉をしかめます。
欲望にまみれていても、自らその言葉を口にする事には抵抗があるのか、くっと、下唇を噛み締め恨めしげな表情をうかべています。
けれども後ろから繰り出される熱い楔からの刺激によってますます高まり快感が苦痛を凌駕していきます。
和志は一度大きく息を吐くと黒い影に向かって、
「…イきたいの…イ…カせてぇ…」
「そんなんじゃ、だめだね」
黒い影は堰き止める手に力を込めました。
「ひっ。」
和志の顔に苦痛の色が濃くなりました。
「…つ……ささ…んのおくちでっ…してっ…してぇ…ぼく…のを……舐めてぇ! …んふぅっ…ン……か…さんの….ぉ…おく…ちのなかでぇ…イ…イきたいのぉ!も…だめぇ…お願…いィ…ます…」
和志は羞恥と苦痛とにまみれた言葉をつかえながらも吐き出します。
わななく和志の唇に軽く口づけると
「は、はははっ! イけ! 思いっきりイっちまえ!」
と再び和志のモノをくわえ込み敏感な部分を一気に攻め始めました。
「こっちも気を入れてほしいね」
と背後の影が、和志の腰をかかえあげ引きおろし激しく楔を打ち込みながら、口淫に身悶える和志の耳を甘噛みします。
「あひぃっ おしりっ、おしりイイッ うン、うン、ああんっ…く…なぎ、さんっイイ! いクっ いくイクぅっんんんっ」
二つの影は和志の正気を完全に奪い取り、欲望に正直なみだらな操り人形に変えていきます。
繰り人形は、何度も精を放ち、楔に突かれながら、繰り糸に絡め取られ、
また、上り詰めていきます。
「あー、あぁ、イイ。イイですぅ!! …イイ!!やッ…ひ…ひィっ…あ!! あああああっ….でちゃうゥ……イクっ、イッちゃう…!! いくぅいくぅううっ!」
闇の中に3つの影が絡み合い蠢いています。
甘いささやきと、ため息と、愉悦の声がいつまでも続いています。