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ひんやりとした革の感触が肌を覆うと、
僕は司さんの犬になる。
しっぽをふって御主人様に精一杯媚びをうる・・・・・・犬。
嘲られても、罵られても、精一杯しっぽをふる。
甘えた声で啼いて御主人様に縋りつく。
「どうか、どうか、ぼくを使って下さい」
御主人様は飼い犬に容赦はしない。
白い肌が紅く染まるまで僕の躯を打ち据える。
ああ、ああ・・・。
僕はひたすら耐えるだけ。
飼い犬に逃れる術はない。
御主人様は気紛れで、僕の躯を抱き寄せる。
髪の毛や耳たぶや頬や首筋に唇をよせて、僕の躯に火をともす。
爪痕に彩られた胸の小さな突起を舌でなぶられると僕は躯を震わせる。
御主人様の指先が肌を走るとそこからじわじわと熱を帯びていく。
散々責め苛まれた躯に甘い痺れが侵食していく。
僕は跪いて御主人様の大きく高ぶったモノをかき抱く。
僕を切り裂き、僕がヒトではなく只の犬・・・・それを思い知らされる、猛々しいモノ。
忌わしいはずのそれを僕は嬉々として口に含む。
教え込まれ、自然と口にのぼるようになってしまった犬の口上を口走りながら御主人様を満足させようと僕は舌をうごめかす。
上目遣いに窺うと、御主人様は満足そうに僕の髪をかき乱し、それから両手で僕の頭を掴むと自ら腰を打ち付け始める。
咽奥まで突かれ息もできない程に攻められながらも僕は口を動かし続ける。
むくむくとふくれあがり存在を主張するモノが一層高まり、御主人様は小さく呻くと口からそれを引き抜いて僕の顔に勢い良く精を放つ。
だらりと糸を引くように白い精が僕の躯に滴る。
激しい口腔奉仕の後でせわしなく息衝く僕に、御主人様の躰がのしかかってくる。
僕の唇に御主人様の唇が触れ、舌がうごめき歯列をさぐりわずかな隙間から中にもぐりこむ。
乱暴に腔内をかき乱すその動きは、躯を二つに切り裂くあの動きを思い起こさせて僕は躯を熱くする。
息衝く度にお腹に御主人様のモノが触れ、それがまだ力づよく存在しているのを感じて僕は腕をのばしてそれに触れる。
僕のこの手でご奉仕してもいいか、戸惑いながら伺い見ると、御主人様はほんの少し唇を離して、僕の手奉仕を許すと言葉をくださった。
びくんびくんと脈打つそれを僕は握りしめ、擦りはじめる。
御主人様、今度は僕に・・・・・・。
貴方の犬を可愛がってください・・・・・。
飼い犬の分際では口にはできない、その言葉を飲み込んで僕は気紛れな御主人様が僕の躯を開くのを待ち焦がれる。
にぎりしめ擦りあげる度にその存在をどんどん増していく、熱いそれ。
それが僕を満たしてくれる、その時をただ待ち続ける。
ひんやりとした革の感触が肌を覆うと、
僕は司さんの犬になる。
それはつかの間の歪んだ時間。
終わることのない歪んだ時間。
永遠かもしれない、
・・・・・甘く、狂った、時間・・・・・