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僕はかろうじて腕にからんでいるシャツだけの姿。
あそこを草薙さんにいじられて、だらしなく足を開いてる。
薄闇の中に、僕の口から漏れる声だけが吸い込まれていく。
背中にざらりとした生地の感触。
草薙さんは僕を出迎えたときのまんまの格好で僕の恥ずかしい部分をやんわりとさすりあげる。
あ…だめ…
さっき達かされたばかりなのに、また…
草薙さんに翻弄されてぼくは何度も高みへ昇らされて…
指で後ろをいじられ、口でなぶられ…
何度も何度も。
自分で…したことはあるけど…
全然…ちがう。
情けないほどに貧弱な僕のモノを、草薙さんはゆっくりと高めていく。
初めこそ、恥ずかしさと、とまどいと…同性の手でされているという罪悪感が僕をとらえていて。
どうして、ここへ来てしまったのかと後悔でいっぱいで。
….今度....ここへ来たら、こんな風になるかもしれないと。
…わかっていたのに…
わかっていたのに、僕は自分からここへ来てしまった。
彼は、容赦なく僕を抱きしめ口づけをして、服をはぎとり
僕の躰に小さな火を灯した。
それは、徐々に大きくなって…
唇を噛みしめて躰の中に沸き上がってくる快感を耐えていた僕に
草薙さんが言った。
自分で選んだのだろう…って。
こうして欲しくて、ここへきたのだろう…って。
扉を開けたのは……僕、自身。
最初に草薙さんの手で達してしまった僕の頭の中は真っ白になっり
男同士で肌を合わせていることの罪悪感も、
草薙さんの手でイカされた羞恥心も屈辱感も、なにもかもが、消えてしまって。
そして、何度めかの高まりが僕の躰を支配する。
手の動きがとまって、肩越しに草薙さんが僕の顔をのぞき込む
や…ん。なんで手をとめるの?
このまんま、じゃ、やだよぉ…
草薙さんが、嬉しそうに僕の耳元でささやく。
…どうして欲しい?
このまま指でいきたい?
それとも、また、口でしてあげようか。
はずかしくて。いえないよぅ。
そんなこと。
草薙さんは僕を言葉でもなぶる。
僕が、答えられないのをおもしろがっている。
は……んゥ…
はずかしい。けど、がまん…できないよぅ……
僕は目を伏せて
小さな声で草薙さんにおねだりをする。
舐 め て
なめて、また、イカせて…
草薙さんの唇が、僕のうなじをついばんでいく。
僕の両脇に腕を差し込みかかえあげ、体の向きを変え向かい合う。
立って、和志
草薙さんに言われるままに立ち上がる。
たちあがった僕のモノに草薙さんの左手が添えられ、彼の咥内に飲み込まれていく。
右手が僕のお尻に回され、指が入り口を探る。
あ…ぁ…
僕は力の入らない両足でかろうじて立ち、前のめりになって草薙さんのゆっくりと動いている頭部にしがみついた。
お尻の中に草薙さんの指が入ってくる…
躰の中の草薙さんの指は僕のイイところを探り当てそこを集中的に攻めている
僕のモノに添えられていた手がやわやわと袋をいじり出す。
草薙さんをもっと感じたい…草薙さんの全てを感じたい。
指だけじゃなくて、キスだけじゃなくて、体中で、もっと。
でも、それを言葉に出すことは簡単じゃなくて…。
…どうして欲しい?和志は私にどうして欲しい?
草薙さんがぼくに問う。
…和志が望むことをしてあげよう。
ぼくを包み込んでくる甘い言葉。
望めばきっと、かなえてくれる。
熱く、甘い吐息に紛れて、言葉を紡ぐ。
最後の扉を開くために、精一杯の言葉を紡ぐ。
……くさなぎさん…
僕は深い闇の中に落ちていく…
這い上がることのできない、闇の中へ。